人生に辛いことはつきものです。
しかし、そんな時に思い起こすのが蛍の一生です。
メニュー
わずか1週間のホタルの命
ホタルの命は、地上に出てきてからわずか1週間ほどしかありません。
そのわずかな間に交尾の相手を探そうと、ホタルはひたすら光り続けます。
昼の間は何をしているのかというと、川辺などでじっと体を休めているそうです。明るい場所では、相手を探すこともできないのです。
夜になると、特にオスはメスを探すために必死に飛び回ります。
なにせ、命のタイムリミットが迫っているので一刻の猶予もありません。
餌を食べることも、排泄することもできない成虫
刻々と迫りくる寿命に向き合いながら必死に飛び回るホタルの姿を想像するだけで、涙が出そうになります。
しかも、蛍の口は退化してしまっていて、成虫は餌を食べることすらできません。そのため、ウンチをすることもないそうです。
その、はかない一生を思えば、「自分の人生はまだまだマシだな」と思えるようになります。
死が目の前に迫っているわけでもないし、飛び続けなければならない理由もないし、毎日、何かしらの食べ物を口にすることができます。
そして、「いつか日の当たる場所に出られるかもしれない」という希望をもつこともできます。