皆さんは、自動車税をどのように支払われていますか?
私は毎年、分割納付(分納)で支払っています。
普通乗用車の45,000円を分納する手続き方法は?
分納の手続きはとても簡単で、役所へ電話を一本入れるだけです。
普通自動車か軽自動車かで連絡先が変わるので、その点だけ気をつけてください。
例えば、お住まいの県で普通乗用車を利用しておられる場合、連絡先は「県税事務所」になります。
お住まいの市で軽自動車を利用しておられる場合、連絡先は市役所になります。
例えば、私の場合は滋賀県南部県税事務所(077-567-5406)です。県内にいくつかの管轄の県税事務所があるためです。
役所からお手元に届いている納付書の「自動車税納税証明書」の欄を見ながら、「車体番号」などを伝えればOKです。
分納の理由について電話では通常聞かれないと思いますが、もし聞かれたら「経済的理由で」とだけ答えておきましょう。
それだけで後日、「納付書」が郵送で送られてきます。
場合によっては、「分納誓約書」が自宅へ届くかもしれません。
誓約書に、分納の理由を記入する欄があるかもしれませんが、「一括払いをするのが、経済的に困難なため」とでも書いておけば大丈夫です。
「当たり前のことを何で聞いてくるんだ?」「当たり前のことを何で書かないといけないんだ?」と思われるかもしれませんが、役所の人は、規則で一応、聞かないといけないことになっているのです。
ですので、記入欄があっても詳細に書く必要はありません。
分納は何回払いまでOK?
分納があまり長期間に及ぶのは望ましくないので、私は5回払いにしています。
交渉次第では、もっと回数を伸ばせるかもしれません。
なお、5回払いにした時の、総額45,000円の納期限と金額は以下のとおりです。
2回目 … 7月末までに10,000円
3回目 … 8月末までに10,000円
4回目 … 9月末までに10,000円
5回目 … 10月末までに5,000円
これで45,000円は完済です。
自動車税を分納する時の延滞金は?
上記を見ていただいたら分かるように、延滞金はかかっていません。
通常、税金を延滞すると、10%近い延滞金がかかります。
ところが、自動車税にはこの延滞金がかかりません。
延滞金が1,000円未満の場合は端数が切り捨てられて請求されるためです。
ただし、分割回数を長期にすると延滞金がかかってくる場合もあるので気をつけましょう。
分納で支払うと車検の時にどうなる?
車検をする方が確認するのは、自動車税が完全に納付されているかどうかだけです。
1回で納付されていようが、分納で納付されていようが関係ありません。
私は分割納付をしていて、車検の際に何か言われたことは一度もありません。
ただし、絶対に完納していなくてはなりません。
そのため例えば、9月に車検がある場合、分割納付の最終納付日を8月末までにしておく必要があります。
車検がない年に関しては、最終納付日はいつでも構いません。
また、分納した際の領収書はしっかり保存しておきましょう。
車検時には、完納を証明できる全ての領収書が必要になります。
税金を分納するなんて恥ずかしい?
税金を分納するなんて恥だ、と思う人がいるかもしれません。
しかし、考えてみてください。
例えば、自営業者などの場合、住民税に関しては年4回払いになっています。
一方、サラリーマンは年12回払いです。
本来4回で収めるべき税金を、サラリーマンは12回に分けて支払っているのです。
経済的に余裕がある世帯ならまだしも、分納の相談をするくらい、今の時代、ごく普通のことです。
分納相談は非常に多いので、役所の方たちも事務的に応対しておられます。
「はい、分かりました。じゃあ、分納の納付書を郵送します。毎月ちゃんとお支払いください」と相談者に口頭で伝えるだけです。
そのため相談者も恥ずかしがらず、「分割納付でお願いします」と極めて事務的に依頼すればいいだけのことです。
クレジットカードを使い、nanacoでポイント還元!
加えて重要なことは、分納の支払いにはクレジットカードを使い、nanacoで支払うということです。
これにより支払い時期を納期限の翌月もしくは翌々月に遅らせることができます。
また、クレジットカード利用によりポイント還元も受けられます。
現在の還元率は0.5%なので、225円お得になります。
なお、nanacoへチャージできるクレジットカードは限られています。
また、手続きに1~2週間かかります。
ですので、この方法を利用する場合は、早めに準備を進めておきましょう。