美山町のかやぶきの里とともに出かけたのが今回紹介するカフェです。
古民家カフェ旬季庵は、かやぶきの里から車で20分くらいのところにあります。

この古民家は築300年以上のものです。と言うことは、江戸時代半ば。
美山でも、これほど歴史ある古民家は珍しいそうです。
実はこの日は大雨のために臨時休業をしておられたそうです。
が、電話をしてみるとわざわざカフェを開けてくださりました。

囲炉裏には薪がくべられ、鉄製ヤカンに火がつけられていました。
急な来客にもかかわらず心遣いがうれしいです。
囲炉裏の周りでは掘りごたつのように足を入れられ、ここでシフォンケーキをいただきました。

ふわふわしたスポンジがとてもおいしいケーキです。
昔はこちらで15年くらい民宿も営んでおられたそうで、家の中の案内をしていただけることになりました。

なんとも風情があります。
奥の階段は家具にもなっていて、屋根裏部屋も見させていただきました。

屋根裏部屋の一部は空気の通り穴になっていて、1階の囲炉裏の煙は、この通気孔から外へ逃げていました。

気品さが感じられるお部屋もありました。
こんなところで昔の人たちに思いを馳せながらお泊まりするのは最高でしょうね。

ヒノキの香り漂うお風呂場も見せていただけました。
現在は使えなくなっているそうですが。
ゆったりした時間と、温かいおもてなしの心が感じられたカフェでした。
事前予約をしておけば旬のお料理のランチもご用意いただけるそうです。