自分たちの言葉で綴るオリジナルなサイト

当サイト立ち上げのいきさつや想いを書き綴ってみました。

インターネットを取り巻く現状

2016年、DeNAが運営する医療系情報サイト「WELQ」が、サイト閉鎖へと追い込まれました。第三者から拾い集めたネット情報を無断転載し、無責任な情報発信を繰り返した挙句、社会的非難を強く受けたためです。

この背景には、現在のネット社会が抱える次のような問題があります。

コピペ(コピー&ペースト)文化がはびこり、嘘の情報であふれかえっていること

ある種のテクニックを駆使すれば、オリジナリティーのないものであっても比較的容易に検索結果上位にランクインすること

検索結果上位にランクインしてアクセスが増えると、収益になること

収益につながると、コピペや嘘の情報がますます増えること

収益になるしくみ、それはネットを介しての広告収入です。

3つの種類のネット広告がある

ネット広告には次の3種類があります。

定額の広告費を支払って広告を載せる方法

例えば、Aというサイトに月額5万円を支払って広告を載せてもらうような場合です。
これは最も分かりやすい方法ですが、広告主にとっては、広告費以上の収益があげられるかどうかが問題となります。

商品やサービスの販売実績に応じて報酬を支払う方法(成功報酬型広告)

広告主のリスクを最大限減らす方法として、広く行われているのがアフィリエイトを活用した販売方法です。

アフィリエイトを通じて商品の宣伝を行う人は、アフィリエイターと呼ばれています。
アフィリエイターはブログなどにアフィリエイト広告を載せます。
それを見たネットユーザーが、その広告をクリックして商品やサービスの購入に至ったとします。
その際、販売額の一部が報酬として、アフィリエイターに支払われるシステムがアフィリエイトです。

広告のクリック回数に応じて報酬を支払う方法(クリック報酬型広告)

アフィリエイトと似ていますが、②では実績に応じて報酬が支払われるのに対し、クリック報酬型ではクリックの回数に応じて報酬が支払われます。

この場合、クリック回数だけ増えて商品が売れなければ広告主は損をすることになります。
けれども通常は、分母が大きくなると商品やサービスの購入に至る確率も一定となってくるため、②と同様、広告主にとってのリスクは小さいと言えます。

そして、現在のネット広告の主流になっているのが、上記②と③です。

そして、粗悪なサイトがまかりとおるようになった

ネットを介して広告を行うことが容易になるにつれ、ネットを介して収入を得るチャンスが一般の人たちに一気に広がりました。

その一方で、粗悪なサイトが量産されるようにもなりました。
上記で述べたWELQのまとめサイトもその一例です。

ブログライターは1本1,000円程度で記事を書きます。1本1,000円くらいだとプロが飛びつくような相場ではないので、ライターとは名ばかりの人たちが小遣い稼ぎに記事を書いていることも少なくありません。

しかも、1本1,000円では実際に商品を手にとって試してみたり、現地へ出向いて取材をしたりといったことをする人は稀でしょう。

一番手っ取り早く記事を作成する方法は、ネットで見つけた情報をそのまま、あるいは、若干手を加えてほぼそのまま貼り付ける方法です。若干手を加えるのは、100%原文のままだと、著作権の関係でペナルティーを受ける可能性があるためです。

まとめサイトでは「出典」という形で記事や画像が掲載されていることもあります。
これは、出典を明らかにする場合は「引用」であって著作権の侵害には当たらないという、まとめサイト側の勝手な論理だと思われます。

私自身も、この無断転載にずっと悩まされています。

あちこちのまとめサイトに、私がブログにアップした画像が無断転載されているのですが、この画像を使わせてもらってもいいですか、という問い合わせが事前に来たことは一度もありません。明らかにマナー違反です。

多分、記事を作る側からすれば、いちいち引用元に確認するのは面倒くさい、ということなのでしょう。

もちろん、このようにして作られたコピペ記事にオリジナリティーはありませんが、ネット上ではそういったコピペサイトに人気が集まっているのも確かです。

商品やサービスに関するコメントもコピペ

オリジナリティーが欠如した記事は、まとめサイトに限らず、あちこちで見られます。

例えば、よく見かけるのが、商品やサービスに関するコメントを無断転載するという方法です。楽天市場やアマゾンなどの商品レビューをそのままコピペするというものです。
ツイッターでのつぶやきをコピペするようなことも、よく行われています。

その方法であれば、自分自身が商品やサービスに関する感想を書かなくても、それらしい体裁の記事ができてしまうからです。

もう1つ深刻な問題は、自分自身の利益を最優先にする無責任なアフィリエイターが多いことです。

例えば、品質のいい商品Aが2,000円で売られていて、その商品のアフィリエイト報酬が1%とします。
そうすると、アフィリエイターの側から見れば1個売れても報酬は20円です。

一方、質の悪い商品Bが3,000円で売られていて、その商品のアフィリエイト報酬が30%とします。
その場合、1個売れると報酬は900円です。

実際にはアフィリエイターにはどちらの商品がいいか悪いかは分かりません。
そもそも、自分自身で商品を手にとることすら稀なのですから。

そうすると、アフィリエイターは、商品Bの方がオススメです、と記事に書くようになります。
商品Bを買ってくれる人が増える方がアフィリエイターにとって都合がいいからです。

悲しいことに、こうした嘘が増幅されているのがネットの現状です。

ネットの普及とともに迷える子羊は増えていく

今度は、ネットユーザーの側からの視点で考えてみましょう。

インターネットの普及により、私たちの暮らしはずいぶん便利になりました。

ネットサーフィンにせよ、メールにせよ、facebookにせよ、ツイッターにせよ、LINEにせよ、どれも便利なものであることは疑う余地がありません。

ただ、気をつけなければならないのは、それらのツールは私たちから貴重な時間を奪いかねないということです。

ダラダラと過ごすことは、私たちから向上心を奪い、貴重な時間の価値を際限なく落としていくのです。

また、ネット上には嘘が満ち溢れていることに気づいている人たちも多くいます。

そのため、疑いの目でネット上の記事を読むようになり、本物が何なのかを見極めるために、さらに余計な時間を費やすことにもなっています。

あるべき姿のネット利用を促進したい!

そこで今考えていることは、何が良くて何が悪いか、それらをユーザーに代わって私たち自身が比較検証すること、さらに、単なる「モノ」だけではなく、ライフスタイルを考えるためのヒントとなりうるポータルサイトの創設です。

信頼できる情報を一元的にまとめることでネットユーザーの無駄な時間を省くことができますし、オリジナリティーある情報発信によってネットへの信頼も回復できると思います。

また、ネットをどのように活用すべきかを提案するとともに、暮らしを向上させるための様々な情報も提供できれば、とも思っています。

これらを行うために最も大切なことは、信用を得るということです。

そのために、利益を優先することなく、少しでも有益な情報を届けられるよう、自分たち自身の言葉で語るサイトにしていきたいと思っています。