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少人数の団体行事でレクリエーション保険へ加入した! JA、損保ジャパンなど1日イベント保険を比較

社会人サークルの活動(1日だけの日帰り行事)で保険加入が必要になりました。

具体的には、ネットで参加者を募り、ハイキングや観光地などを訪問する活動です。

年間を通して固定メンバーで行う活動の補償に関してはスポーツ安全協会のスポーツ保険などを利用する方法もあります。しかし、固定していないメンバーでイベントを行う場合はちょっと厄介です。

ネットで見積り・加入手続きができるところが全く見当たらなかったので、保険会社の方たちに直接、話を聞いてきました。


目次

社会福祉協議会の行事保険

最初に連絡をしたのは、各市町村にある社会福祉協議会。

よく耳にする行事用保険ですし、地元の社会福祉協議会ですんなり加入できるかと思いきや、加入には次の2つの条件を満たしていなければならないとのことでした。

①社会福祉協議会への加入団体として登録すること
②ボランティア活動であること

「ミニコミ誌づくりをボランティアで行っていて、今回、地域の魅力発見のための企画をすることになりました」と説明したのですが、そういった内容ではボランティア活動と呼べないそうです。

一体、何がボランティア活動なのかよく分かりませんが、ここで揉めても仕方がないので諦めました。

JA(農協)のレクリエーション保険

次に問い合わせたのがJAです。

「死亡保障だけなら1人7円からでも加入できます」「オプションで様々な保障内容をつけられます」とのことで、期待が持てました。

ところが手続きを行うためには、「参加者全員の名簿と住所と生年月日が事前に必要」とのこと。

保険としては原則どおりの対応なのかもしれませんが、ちょっとハードルが高いです。

ただ、かなり自由度の高い保障プランにできそうなので、事前に参加者の個人情報を把握できるようであれば検討の価値ありです。

損保ジャパンのレクリエーション保険

途方に暮れていましたが、知り合いが以前、「損保ジャパンの保険を使ったことがある」と言っていたのを思い出しました。

ネット検索をしてみると、損保ジャパンのサイトで代理店検索が行えることが分かりました。近隣の代理店がマップとともに一覧表示されて便利です。

電話をかけてみると、感じの良い応対だったので早速、保険事務所へと向かいました。

※後日、私の家の近くにも代理店ができましたが、そちらでは「紹介がないと保険加入はできない」と、ぞんざいな応対をされました。代理店によって対応がまちまちなようです。

快く引き受けてくださった代理店で、パンフを拝見させていただきました。

この保険により、集合から解散までのレクリエーション参加中の傷害事故が補償されます。

また、私たちの場合「歩こう会」に類する活動ということで区分A。

区分Aの1日1名あたりの保険料(掛け金)は50円(大人も子どもも同一料金)です。

ただし最低人数が20名なので、参加者が20名未満であっても50円×20名=1000円は必要です。

保障内容は以下のとおりです。

保証内容
死亡・後遺障害……8,930,000円
入院保険金日額……6,000円
通院保険金日額……2,500円

私たちの活動への参加予定者は15名だったので、当日急に数名増えても枠に余裕がありますね。

ただし、20名で申し込んでおいて当日参加は30名というのはダメだそうです。人数変更がある場合は、前日までに保険料(掛け金)を追加で支払わねばなりません。

そして今回とても助かったのは、「参加者の名簿に関しては事前提出が不要ということ。

事故が起こった際にはすぐ名簿提出が必要になるため、名簿管理が不要というわけではありません

なお、アクシデントなくイベントを終えることができた場合、名簿提出は不要とのことです

これで十分かどうかは分かりませんが、行程中に参加者が怪我をした場合でも主催者として最低限の誠意を示すことはできます。

※ただし、過失責任を逃れられる保険など存在しません。主催者として、安全上の最大限の配慮を行うのは当然のことです

手続き方法は簡単だった!

手続きはとても簡単でした。

イベント日時を伝え、大まかな内容を伝え、代表者が署名し、掛け金の1000円を払うだけでした。

その場ですぐに加入できるため、イベント前日の加入でも大丈夫とのこと。

少人数でわずかな掛け金であるにもかかわらず、丁寧に対応してくださった保険会社の方に感謝です。

大人数のイベントの場合は、さらに割安!

少人数だと1人あたり50円でも全体としては少額で済みますが、大人数だと合計金額が相当膨らみます。

後日、不特定多数の人が参加する1,000人規模のイベントを開催することになったので、再び損保ジャパンの方に相談しました。

少人数の場合は保険料(掛け金)を変えられませんが、人数が多い場合は補償内容を見直すことができるそうです。

その結果、入院5,000円、通院2,000円、死亡6,000,000円の補償内容で、一人あたり17円にしていただくことができました。

通常プラン一人あたり50円から考えれば3分の1の価格ですね。

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